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2024.03.04掲載:
園だより【令和6年3月号】
玄関ホールに飾ったお雛様。あの子もこの子も・・・そこを通るたびに、丸太のイスにちょこんと座って「は~るの弥生のこのよきひ~♪」と、すまし顔のお内裏様とお雛様を見上げて、唄いはじめるのです。入れ替わり立ち代わり一日中BGMのようにかわいい歌声が響き渡ったお雛様weekでした。お迎えにいらしたご家族の方との会話も、とてもすてきでした。「あかいお顔の人ってこの人?」と尋ねる○○ちゃん。「そうだね、この人が左大臣で、こっちの人が右大臣よ・・・」と説明が終わらぬうちに、今度はお道具を指差して「どうして牛がいるの? これは何?」と質問が止まりません。何気ない日常生活の中で、こうした親子の対話にあたたかさや豊かさを感じます。
平安時代の姫君たちの『ひいな遊び』と、中国から伝わった厄除けの風習が合わさって、ひな祭りの原型ができ、江戸時代には人形を飾って(女児の)無病息災と健やかな成長を祈るようになったと、三月三日の朝刊で読みました。
コロナ禍の三年間を経験したこともあってか、世の中がものすごいスピードで進んでいるように感じはしませんか。世界も日本も自然も社会も、そして教育も・・・様々な分野で目まぐるしく変化する時代の中で、子どもたちが逞しく伸び伸びと生き抜いていってほしいと願わずにはいられません。