おしらせ

  • 2024.11.08掲載:
    園だより【令和6年11月号】

5歳児の子どもたちが一年生(都田小)との交流会に参加し、一年生の皆さんの案内で「学校たんけん」をしたり、一年生の皆さんがこの日の為に工夫して作った木の実のけん玉やマラカス、落ち葉の魚釣りなどで「秋のたのしいみやこだまつり」を楽しみました。10月下旬から、各小学校では就学前健康診断が始まり、子ども達の心は「いよいよ一年生」へと、膨らみ始めています。「私は△△小にいくよ」「僕は△△小」と話題にあがります。図書室、家庭科室、保健室、廊下も階段も掲示物も…教室巡りに興味津々の様子。学校の先生から声がかかると、一言一句、聞き逃すまいと背筋を伸ばす姿の頼もしいこと。先生も引率した私達もビックリ。先程までのワイワイワクワク、伸び伸びとはずむ姿からの「切り換え」が、お見事でした。

「学校たんけん」する一年生と園児の姿を見つけて、他の学年の卒園生たちが次々に「みやこだまつり」をしている図工室を覗きに集まってきました。目をキラキラさせて近況報告してくれたり、「僕の妹、来てる?」と気にかけていたり「保育園(こども園)に遊びにいきたいよー」と懐かしむ声。「朝、登校するとき、メエーメエーって鳴いてるよねえ。ヤギ飼ってるの?」「ミントちゃんマロンちゃん、どうしてる? 天国いっちゃたんだって?」次から次へと話題があがります。心豊かに、健やかに大きくなっている姿に触れて、あたたかい気持ちになりました。(ミントちゃんマロンちゃんは、以前みんなで可愛がっていた茶色のたれ耳ウサギさんです。)

今日のこども園の子ども達。嬉しい気持ちですごせているかな。夢中になること見つけているかな。困ってる時、不安な時、だれかに支えてもらえているかな。人生の土台作りのとても大切な時。一日一日、一瞬一瞬を自分のペースで行きつ戻りつしながら、歩み進められるようにと願ってやみません。側でゆったり見守ってくれる大人の存在は重要です。子どもから求められた時に、そっと支える「手」の役割は怠らず、多様に柔軟に。小学生のあの自信満々の姿は、その土台の上にあるのだと、思うのでした。園長:下原直美