おしらせ

  • 2023.12.04掲載:
    園だより【令和5年12月号】

【こども園にフードトラック「お米丸」がやってきた】

給食を委託している魚国総本社さんの協力で1129日、本格石窯を積んだフードトラック「お米丸」が園庭に登場!

 

和食の王様「お米」の粉でアツアツピザを焼いて頂きました。石窯の中で薪がメラメラ燃えて、あたりに懐かしい焚火のにおいが漂います。

 

米粉の生地はほんのり甘く、ふんわりした食感。園の厨房のスチームコンベクションで火を通し、ブラストチラーで急冷した鮮やか緑のピーマンが思いのほかどっさりのピザでしたが、「おいしい、おいしい!」とおかわりのあらし。

 

見た目だけで「いらなーい」「苦手」と口にしなかった食材にも、「ペロンとしてみたら苦くなかった」「一口食べてみたら美味しかった」「どんなにおいかクンクンしてみた」など、ひと手間掛けた調理方法が子どもたちの食生活に変化を起こしているようです。

 

「今日のお食事、何かな?」と食への興味関心を引き出していきたいと思います。

 

【遊びが信頼の土台をつくる】

日曜日の新聞、教育のページに『子どもたちは遊びの中でけんかと仲直りを繰り返します。

 

けんかは自己主張です。

 

けんかして仲間外れにされても「ごめん」と言って謝ることで再び仲間に入れてもらえます。この繰り返しが、人間への信頼と距離感の土台を作ります。

 

‥‥友達と関わる力は身体を通した経験を基に(概ね10歳ごろまでに)作られていきます。遊びの機会と場を大事にしてほしいのですが…』このコラムを書いたカウンセラーの先生は、中学生や高校生になって友達との関りを上手く結べず苦しむ人のことを心配しておられます。

 

幼児期にお友達と群れて、いっぱい葛藤しながらも、夢中になって遊び込む経験が、どれほど大切な営みであるか、気付かされます。

 

121日には、年長組のお友達が都田小学校1年生と交流会を行いました。本園を卒園したAさん、Bさん、Cさん一人ひとりが嬉々として国語の『くじらぐも』を発表したり、秋の自然物で「遊び」をリードする姿は、どの子も「その内に無限の可能性を秘めて大きくなっている」ことを証明してくれています。

 

今現在のココロの内を、身近な大人にありのままに受け止めてもらえていると、子ども自身が実感できているでしょうか、そして大人は、その子の良さを見つけて、良さを引き出してあげることができているでしょうか?いつも心にとめておきたいと思います。

 

今週はサーラ音楽ホールで、345歳児のお友達が広いステージに立ちます。まぶしいライトに照らされて大勢のお客様の前に立つだけで、素晴らしい体験です。「今のわたし」の姿に大拍手。そして「明日のあなた」に大きな夢を描いてあげたいものです。

 

クリスマスの夜にはサンタさん、よろしくお願い致します。

 

園長:下原直美